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YouTubeはまず1人で運営すべき理由

YouTubeは1人で運営すべき?

YouTubeのチャンネルを複数人で運営することがあります。

友人や恋人、家族などと一緒にチャンネルを立ち上げて活動するわけです。

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一見すると、1人で運営するよりも人数が多い分、いいアイデアが出やすく、動画制作の作業効率も上がりそうに思えますが、

僕はオススメしません。

(最初から企業/ビジネスとして参入するケースは除きます)

その理由を3つご説明します。

1. 意思決定に時間がかかる

コンテンツの作成には、企画案や動画の構成、タイトル、サムネイル、動画の公開日、公開時間など様々な意思決定が伴います。これらを決定する人数は少なければ少ないほど良いです。

それは、複数人の同意が必要な制作環境だと、チャンネルの運営スピードが遅くなるからです。

特に、チャンネルをスタートしたばかりの時期は「どんな動画をあげるべきか」「何をチャンネルの軸とするか」など、様々なことを模索して、答えを導き出さなくてはいけません。

決めるべきことが多いのです。

何か決めなくてはいけないことが出る度に、決定権のある人物を招集し、事情を説明し、会議を行っていてはとんでもない時間が失われてしまいます。

当然ですが、運営陣それぞれの時間が減れば、動画の制作や投稿頻度も低下し、チャンネル全体の運営速度が遅くなってしまいます。(オンライン会議でも同じです)

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運営速度が低下すれば、チャンネルの成長(登録者数や再生回数の向上)も遅くなります。

そのため、まずは1人でチャンネルを立ち上げ、全ての選択肢における決定権と責任を自分が持ち「基礎」を作り上げることをオススメします。

会社の運営もそうですが、

人数を増やすのは簡単でも、減らすのはとても難しいです。

人員を増やすというのは慎重に行うべき項目です。

2. 全体像が見えない

複数人でチャンネルを運営する際、担当パートをそれぞれのメンバーに割り振り、分業制にすることがあります。

分業型の運営スタイルにしてしまうと、各パートの細かな部分が見えづらくなり、チャンネルの全体像を把握するのが難しくなってしまいます。

YouTubeのチャンネルを運営するというのは、1つのお店やブランドを育てるのに似ています。

スターバックスがどの店舗も、インテリアからマグカップに至まで統一されたブランドイメージを与えるように、

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無印良品がプロダクトから商品パッケージ、カタログや広告など、全てに一貫したトーンアンドマナーを持っているように、YouTubeのチャンネルも全体的な統一性が重要です。

そして全体的な統一性を持つためには、全体像をしっかりと把握している人物が必要になります。

そのため、まずは1人で一定期間チャンネルを運営し、全体の「あり方」を決めた上でメンバーを増やすといった順序をオススメします。

3. 活動停止のリスクが増える

最も複数人でYouTubeを運営する際のリスクといえます。

メンバー間の仲が悪くなってしまうとチャンネルの運営自体も難しくなってしまいます。

これはどんなチャンネルでも、企業でもあり得るリスクです。

例えば、YouTubeは一般的な仕事と同様、お金が関わります。

広告収入や投げ銭、企業案件などからの「収入」だけでなく、動画を制作するには様々な商品や機材、人員が必要になるので「支出」も発生します。

お金が絡めば真剣になる分、どれだけ仲のいいメンバー間でも意見がぶつかり易くなります。

また、メンバーとの仲を良好に保ちたいがゆえに、伝えるべきことを遠慮してしまったり、改善が必要なのに見て見ぬふりしてしまうなんてこともあります。

これらの遠慮や忖度はチャンネルにとってデメリットでしかありません。

チャンネルにとって最も大切なことは、メンバーに気を使うことではなく、視聴者に楽しんでもらうことです。

複数人で運営することによって最も大切なことが蔑ろになってしまっては本末転倒です。

仲間は後で増やす

以上、3つの理由から、YouTubeのチャンネルを複数人で運営することはオススメしません。
(もちろん最初から企業/ビジネスとして参入するケースは除きます)

では最後に、僕がオススメする運営の手順をご紹介して終わりにします。

  1. 1人でチャンネルを立ち上げる
  2. 運営の全工程を1人で行う
  3. チャンネルのコンセプトや方向性を決める
  4. メンバーを増やした場合の「あるべき姿」(KPI)を決める
  5. 少しずつメンバーを増やして生産性を上げる

複数人のメンバーでチャンネルを運営するというのは、チャンネルの成長を加速させる可能性を持つ一方、意思決定の遅れや、メンバー間の亀裂による運営危機など、様々なリスクも伴います。

そのため、まずはチャンネルの基礎を固めた後、慎重に人員を拡大することをオススメします。

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