YouTubeのチャンネルに1本でも「つまらない」動画をあげてしまうと、
そのため、いかなる理由があっても自分が本当に「面白い」と思える動画以外は、チャンネルに投稿すべきではありません。
ここからは、その理由をご説明します。
高品質・高生産は難しい
初めに少しご連絡です。
以前の記事「YouTubeの毎日更新でチャンネルが”死んでしまう”理由」は、今回のトピックスと関連性の高い内容となっています。まだご覧になられていない方は、お時間のある時に目を通していただけると幸いです。
YouTubeを運営していく上で、毎週、毎月コンスタントに動画をアップロードするというのはとても重要です。
可能であれば、毎日質の高い(視聴者が面白いと感じる)動画をあげるのが理想的です。
しかし、
可能なのは、以下のようなチャンネルだけです。
毎日質の高いコンテンツを投稿するというのはとても難易度が高いです。
個人で運営しているチャンネルではまず不可能でしょう。
では、目標の本数を決めるのはどうでしょうか?
「毎週○本の動画を投稿する」とルールを決めてチャンネルを運営します。
実際、そのような目標を掲げて活動されている方も多いと思います。
しかし、
それは、
「視聴者を楽しませる」という本来の目的ではなく、「期日に間に合わせる」という別の目的を優先してしまい、“間に合わせの動画”を投稿してしまう可能性があるからです。
もちろん、自分で目標を決めて取り組むのはとても良いことです。
しかし、
大切なのは、投稿したコンテンツで視聴者を楽しませることです。楽しくないコンテンツを量産しても誰も喜んでくれません。もちろんチャンネルの登録者も増えません。
観たいのはどっち?
例えば、あなたの友人が、近所で「2組の芸人さんのライブ」があると教えてくれました。
1組は芸人になりたての若手コンビ。まだまだ力不足でコントもトークもあまり面白くありません。
でも、今月は毎日ライブを行っています。
一方、もう1組は今が旬のお笑いコンビ。ボケよし!ツッコミよし!アドリブよしと、老若男女、幅広い層から支持される芸人さんです。ただ、ライブが行われるのは週に1回のみ。
あなたはどちらのライブが観たいでしょうか。
また、初めてあなたの動画を観た方が、動画を「面白くない」と判断した場合、その方は二度とチャンネルに戻ってきてくれません。
なぜなら、多くの人は、初回のドラマを観て「面白くないな」と思ったら、2話目は観ないですよね?
2話目、3話目と、長くコンテンツを観てもらい、チャンネルの登録者になってもらうためにも、面白くないコンテンツ、少なくとも「自分が面白いと思えないコンテンツ」はチャンネルに投稿しないようにしましょう。
自分が面白いと思えない動画は、誰が観ても面白くないのです。
チャンネルの評価も低下
つまらない動画を投稿すると、当然ですが再生回数も伸びません。
ここからはYouTubeのシステムの話しになりますが、再生回数が伸びない動画を投稿すると、その後に投稿する動画にも影響が出て、再生回数が伸びにくくなります。
僕自身も経験があるのでわかります。
再生回数が伸びない動画を投稿すると、YouTubeからのチャンネル全体の評価が下がってしまいます。
以前、僕も「今月はもう1本動画を投稿したい」と思い、無理やり制作して動画を公開したことがあります。
それは、自分でもあまり面白いとは思えない内容でした。
でも投稿する本数を優先し、チャンネルで公開することにしました。
そして案の定、再生回数は2~3万回と通常よりも少ない着地となりました。
その数日後、別の動画を投稿したのですが、前回の不評な動画に引きづられ、新しい動画にも再生回数の低下が顕著に現れました。
一度チャンネルの評価が低下すると、元に戻すのは大変です。
「頑張って作った動画なのにあまり観てもらえない」というのは誰にでもある、仕方のないことですが、自ら「再生されないと分かっている動画」を公開するのはやめましょう。そのダメージは後々まで悪影響を及ぼします。
1番大切なのは「コンテンツ」
更新頻度にこだわるあまり、つまらない動画を量産し、視聴者が離れていったチャンネルは山のようにあります。
自分自身が納得していない動画は無理に公開せず、多少時間がかかっても、「視聴者に楽しんでもらえる!」と自信のもてる動画を作っていきましょう。
それがチャンネルを成長させる近道です。